消費者参加型の資源循環を提案しています。循環の入口では、消費者に「ごみ」感覚ではなく、「資源」として分別排出に参加する行動を呼びかけています。その資源がリサイクルされ生まれ変わった再生商品を見て触って、資源循環を実感できる仕組みづくり。資源循環の実現に活躍するプレイヤーとして、回収の現場を担当する企業と、リサイクルや再生商品をつくるメーカー等の企業を結びつけるよう努めています。
地球の未来に皆で貢献を目指します。資源の循環は、石油など地球資源の節減、CO2など環境負荷の削減に貢献します。また、消費者の意識の変革を進め、ポイ捨てを減らすことで、街ごみや海洋ごみの削減に貢献します。
「環境に良い」だけでは、ビジネスは回りません。参画する企業が持続的に意欲をもって取組める経済的な仕組みをつくります。資源回収の現場を担当する企業の手間やコストを低減。消費者とともに取組む舞台を創造。再生商品をつくるメーカー、リサイクラーには、高品質の資源を届けます。バリューチェーン全体を効率よく構築・運用し、社会コストの削減に努めます。
最後に、「人に良い」リサイクル。コロナ禍の中、「ペットボトル飲料の安全性に改めて気づいた」「自分がごみ感覚で排出したボトルを、次のプロセスで誰かが処理してくれていることに気づいた」という声を聞きます。リサイクルはひとりではできないもの。関わる皆が自分ごととして考え、資源循環の現場の「自分でない誰か」に感謝することも大きな一歩。現場の業務負担をできる限り改善する工夫を進めたいと考えています。